大卒新卒で旅行会社に就職。毎日終電で転職活動する力も出ない。それでも力の抜き方を覚えると少しだけ仕事が楽になった。

大卒新卒で旅行会社に就職。毎日終電で転職活動する力も出ない。それでも力の抜き方を覚えると少しだけ仕事が楽になった。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
22歳

【当時の職業】
旅行会社のカウンター業務

【当時の住まい】
実家の一軒家で親と同居

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦





【就職のきっかけと経緯】
中学生の頃から海外に興味があり、大学生になってからは短期留学や海外旅行に行ったりしていました。
就職活動を始めるにあたり、自分の興味がある海外旅行に携われる仕事に就きたいと思い、旅行会社を中心に就職活動を進めました。
その結果、ある大手の旅行会社から内定を頂き、就職することになりました。

【環境と仕事内容】
旅行会社のカウンター業務です。
予約を受け、手配、出発前の日程表作り、担当者が不在時のフォローが主な業務です。
その他、ビザの代理申請や、駅前でのチラシ配りなども行いました。
店舗によって職員数は異なりますが、一番大変だった時にいた店舗の職員数は約40名。
日曜祝日も営業していたため、シフト制です。
営業時間自体は午前10時から午後8時までですが、開店前の準備や残業などで、朝8時半から夜12時まで勤務していました。
午前11時頃から業務が始まる日もありましたが、夜は終電で帰ることも多かったです。
給与は1か月手取りで約20万円位だったかと思います。
寮はなく、私は実家暮らしでしたが、一人暮らししている友人も多かったです。
客層も店舗がある場所によって違いがあり、最初に配属された店舗は歌舞伎町に近かったため、正直怖いお客さんも多かったです。

【大変だった時期】
大学新卒で就職し、ゴールデンウィーク明けから本格的な業務が始まったのですが、それからの1年位はとても大変でした。




【大変だったこと】
労働時間が長すぎること、クレーム対応が大変だったこと、予約数でしか評価されなかったことです。
労働時間に関しては先ほどの項目でも書きましたが、毎日終電で自宅に着くのは午前1時頃で本当に辛かったです。
母からは何度か辞めるように言われたこともありました。
クレーム対応については、こちらのミスもあるので仕方ないとは思うのですが、店頭や電話口で怒鳴られたり、理不尽な要求を言われたり、精神的に辛かったです。
予約数でしか評価されなかったことについてですが、私が勤務していた旅行会社は担当者制をとっていたため、基本的には予約から出発まで担当者が全て行います。
予約数で給与も決められるのですが、予約をたくさん取る社員はその後のお客様へのフォローが杜撰なことが多く、担当者が休みの日に問い合わせもとても多いです。
そのフォローを出社している他の社員が行うのですが、フォローに時間を取られ、新規の予約が取れないと上司に怒られ、理不尽だなと何度も思いました。

【大変だった期間】
本当に辛かったのは約1年ぐらいで、2年目になると予約を取ることを控えて、仕事量を調整するようになりました。
3年目で他店舗に異動すると、かなり業務が楽になりました。




【当時の心境】
肉体的にも精神的にも疲れすぎていて、逆に退職しようという元気もなくなっていました。
ただただ毎日の業務をこなし、休みの日はひたすら寝るという生活が続きました。
休みの日に職場から電話がかかってくることもあり、業務の遅れが上司にバレてしまうこともありました。

【職場が大変だった原因】
会社の体質が一番大きかったと思います。
上司も含め社員は良い人が多かったです。
旅行会社のカウンターという会社の顔となる社員たちをもっと評価してほしかったです。




【仕事で良かったこと】
やはり目標達成した時にやりがいを感じました。
またお客様から帰国後にお礼の手紙やお土産をいただいたこともあり、お客様の楽しい旅行のお手伝いができ、とても大変だけれどこの仕事を選んで良かったと思いました。




【特にひどかった最悪の出来事】
仕事を始めて3か月目位だったと思うのですが、仕事が本当に回らず、いつも残業で帰るのが遅かったためトレーナーの先輩もおらず、わからないことを聞くことができませんでした。
あるお客様から空港からホテルまでの送迎の手配を頼まれたのですが、実際に手配を行う部署へのオーダーの仕方がわからず、今までにやったものを参考に自分一人でやった結果、手配がされておらず、お客様の帰国後にクレームの電話がかかってきました。
あまりにも怒っていたため上司や支店長に代わり、その後の対応は支店長がしてくださりました。
上司からはかなり強く注意を受け、電話越しとはいえ全くの他人から怒鳴られるなど初めての経験で、精神的にかなりダメージを受けたのを今でも覚えています。




【相談した人・助けてくれた人】
同期で時々飲みに行って愚痴をこぼしたりしました。
具体的な改善策がある訳ではありませんでしたが、愚痴を言うだけでもストレス解消になりました。
その後同期たちは異動や退職などで別々の職場で働くことになりましたが、定期的に会って愚痴をこぼしあっていました。

【改善のための行動】
5年目位になると上司にも遠慮なく意見が言えるようになり、予約数でしか評価されないことを面接時に何度か伝えたことがあります。
それでその後システムが大きく変わった訳ではありませんが、ホテルや鉄道パスの予約など、本来は予約を受けてもあまり評価されなかった部分(日本発着の航空券を含む予約数で評価する会社でした)で時々表彰されたりしたので、少しは改善されたのかなと思います。




【現在の状況と心境の変化】
8年目に結婚を機に退職しました。
夫が外国人で海外に住むことになったため、退職をせざるを得なかったのですが、もし日本に住むことになったとしても、おそらく退職していたと思います。
結婚や出産後に働いている方もいらっしゃいましたが、残業も多く、あまり女性には優しくない職場だなと感じていました。
退職してから10年以上経ったのですが、少しは社員たちに優しい会社になってくれていたらと思います。

【学んだこと】
かなり辛い日々を過ごしたことで、ある程度のことは我慢できるようになりました。
また色々なお客様と接したことで、人との接し方がかなり上手になったと思います。



【当時の自分へのアドバイス】
あの辛さを知っている今の自分としては、当時の自分へ2年目になれば大丈夫だから頑張れ!とは言えません。
その位辛かったからです。
ただ、限界を超えない所でなんとか日々をやりすごしていれば、ちょっとだけ光が見える時が来ると伝えたいです。
また3年目に異動した店舗は業務量もかなり減ったので、できるだけ早く他の店舗へ異動できるよう上司に伝えたらいいと思います。